「……っひゃぁっ」 私はその場にへたれこんだ。 だって! コソコソ話だと思ったら…… 耳を…… 耳をカプッて……!! 「立て。行くぞ。」 何事もなかったかのように環方くんは私を急かす。 へたらせたのは環方くんなのにぃ!! 口喧嘩で勝てる自信はなく、 私は大人しく立ち上がり、 スカートの汚れをはたいた。