「化粧してんの?」 「うんっ!今日は色々と頑張ったんだ。」 「別に頑張んなくていいんだけど……」 「え!なんで!?」 ちょっとショックなんだけど……。 「……お前、今日もデート家でするか?」 「なんで……?」 すると環方くんは私の耳元に口を寄せた。 何かコソッと言うのかと思って、 私は聞き耳を立てる。