「お前……犬かよ……」 「だってだって! すごく楽しみだったんだもん!」 今日もすっごくカッコいい環方くんは 抱きつく私の頭を優しく撫でた。 「もう行こうぜ、ポチ。」 「ポチじゃないし!」 顔を上げて環方くんを見ると、 環方くんは少し驚いたような顔をした。