「えっと……気を付けてね……。」 「ヘーキだよ。」 「…………。」 うわ…… 玄関って鏡あるじゃん……。 DVDの女の人の顔が思い浮かぶ。 「……じゃーな。」 「まっ、待って!!」 気づくと、環方くんの腕を掴んでいた。