「大丈夫だって。 俺が茅のこと大好きだ、って 言っといたから。」 「ハ!?」 「カラオケで。お前が寝てるときに。」 顔が一気に熱を帯びる。 「フハハ……すぐ赤くなんね。」 「だって……」 環方くんは机に肘をつき、 私の顔をまじまじと見る。 「……み……見ないで……」 顔を両手で必死に隠す。