すると今度は環方くんが私を引き寄せ、 千夏に聞こえないように囁いた。 「前に言ったろ。 俺がお前の線路に行くって。 俺がお前にベタ惚れだって分からせてやる。」 「ベタ……!?」 甘い囁きに私の頬はすぐに赤くなった。 「じゃ、行くぞ。」 環方くんはまた私の手を引いて歩き出した。 千夏は不服そうだけど、 後ろからついてきてくれていた。