放課後は、図書室で密会





「ハハ……ハンカチとか持ってねーや。」


環方くんはそう言って、

自分の親指で私の涙を拭ってくれた。



「ごめん……急に泣いて……。」


「いーよ。二人になる口実ができた。」



もう!なんでそんなこと言うの!?


これ以上嬉しい気持ちにしないで!




「やっぱりお前泣き虫じゃん。

ま、あんなん怖くないわけないだろーけどさ。」


「違う……。
これは……どっちかと言うと、嬉し泣きだよ……。」



「ハ!?」



「助けてくれて嬉しかったから……。」



環方くんは「何言ってんだこいつ」って言いたそうな顔をした。