放課後は、図書室で密会





私を触る男の手を掴んだのは



「……わ、かたくん……」


嘘……っ



「……触んな。」


「あ?お前誰。彼氏?」


「違う。」


「じゃあ口出ししてくんなよ。」



環方くんはとても怖い顔をしていた。



「っおい!っいて」



環方くんはその男を無理矢理教室の外へ連れていく。



「出ていって下さい。迷惑です。」



環方くんの営業スマイルに気圧され、

連れてかれた男に続き、残りの2人もそそくさと逃げていった。