既に決定事項になっているマーク兄さん達とのディナー。 此処で駄々をこねても、魁さんが困るだけだから…… 「…………分かりました」 納得なんてしていないけれど、小さい声で返事をする。 そんな私の気持ちなんてお見通しなのか 「次のデートは、ディナーも二人だけだから」 頭をぽんぽんと撫でる魁さんは 「だから、そんな顔するなよ」 そう言って、困ったように笑った。