センセイの白衣

髪の毛を下ろしていたら、みんなが褒めてくれて。

私はすごく嬉しかった。


そして、最後の最後に。

川上先生と会ったんだ―――




「晴子っ、何だその髪型はっ!!」




先生と最後に話したのは、そんなことだった。


最後の最後まで、先生は先生だった。

それが、とても嬉しくて。


先生とも、みんなとも別れて。


一人で抜けた高校の門。

もう、ここを抜けることはないんだろうな―――



ここで過ごした3年間。

特別な思いがあるこの場所で。



先生に会えてよかった―――



悲しいよりも、寂しいよりも。

私は、そう思ったんだ。