お姉さんのプレゼント選び以外の理由とは?どうしてだか変に期待感が上がる。
「どちらかと言うと、こっちの方がメインでプレゼント選びは口実に過ぎなかったんだ。なんかごめん」
柴崎くんが時々バツの悪そうな表情をしていたのはそれが理由だったのかと思うと納得できた。
「えっと、俺こういうの初めてでうまく言えねぇんだけど…」
俯いているけど、それでも柴崎くんの顔が赤くなっていることがわかる。そんな彼を見て自分も赤くなってしまう。
この状況、やっぱり期待してしまうよ…。
「…桐山って、好きなやついる……?」
心臓がバクバクなるのがわかる。柴崎くんの質問、どう返すのが正解なんだろう。好きな人は、あなたなのに。
「…どう、見える?」
あなたが好き、なんて言えなかった、そんな勇気はなかった。
「……図書委員長の先輩とか?」
私の質問に対して意外な人を挙げてきたので思わず「ええ!?なんで原田先輩?」と言ってしまう。
「最近、仲良さそうじゃん?」
「あれは、先輩がからかってきてるだけだよ」
「…そ、そうか」
柴崎くんは安心したかのように笑う。だけどすぐに表情が引き締まる。それにつられて私も姿勢がピシッと正しくなる。
「桐山、もうはっきり言うけど…」
「は、はい…!」
もうこれは自意識過剰とかじゃなくて、このあとに続くセリフを期待してもいいですか。
「俺、桐山のことが好きだ」
「どちらかと言うと、こっちの方がメインでプレゼント選びは口実に過ぎなかったんだ。なんかごめん」
柴崎くんが時々バツの悪そうな表情をしていたのはそれが理由だったのかと思うと納得できた。
「えっと、俺こういうの初めてでうまく言えねぇんだけど…」
俯いているけど、それでも柴崎くんの顔が赤くなっていることがわかる。そんな彼を見て自分も赤くなってしまう。
この状況、やっぱり期待してしまうよ…。
「…桐山って、好きなやついる……?」
心臓がバクバクなるのがわかる。柴崎くんの質問、どう返すのが正解なんだろう。好きな人は、あなたなのに。
「…どう、見える?」
あなたが好き、なんて言えなかった、そんな勇気はなかった。
「……図書委員長の先輩とか?」
私の質問に対して意外な人を挙げてきたので思わず「ええ!?なんで原田先輩?」と言ってしまう。
「最近、仲良さそうじゃん?」
「あれは、先輩がからかってきてるだけだよ」
「…そ、そうか」
柴崎くんは安心したかのように笑う。だけどすぐに表情が引き締まる。それにつられて私も姿勢がピシッと正しくなる。
「桐山、もうはっきり言うけど…」
「は、はい…!」
もうこれは自意識過剰とかじゃなくて、このあとに続くセリフを期待してもいいですか。
「俺、桐山のことが好きだ」


