買い物は終わったし、昼食を食べ上げてしまえばもう解散かな…。なんて少し寂しい気持ちになりながらファストフード店で買ったオレンジジュースを飲む。
食事中ということもあり、私たちの間にあまり会話がなかった。だけど少しでも言葉を交わしていたいと思い、ミルクのことを話し始める。
「あのね、最近ミルクってばよくお散歩に出かけるようになってね、仲のいい友達もできたみたいなんだ」
「お、いいじゃん。ミルク元気なんだな」
「うん、健康優良児だよ。お父さんも相変わらず溺愛してるし」
柴崎くんは嬉しそうに笑う。私もそれが嬉しくて笑う。
そして私はあることを閃く。
「そうだ、ミルクに会いに来てよ!柴崎くんがこのあと時間があるなら、このあと家に行こう!」
ミルクをダシにしてずるいとわかっていたけれど、もう少し柴崎くんと一緒にいたかった。
柴崎くんは少し戸惑いを見せていたがミルクに会いたいと、私の家に行くことになった。
お互い食べ上げてからトレーを返却してショッピングモールを出る。
「でも、最近よく散歩に出かけるっていうのにミルク、今日は家にいるのか?」
「うん。今日は家に誰もいなくてミルクが戻ってきても家に入れないのは可哀そうだから、申し訳ないけど留守番してもらおうってお母さんが言ってた」
「…誰もいない?」
柴崎くんはまた少し戸惑いを見せる。
「お母さんはご近所さんとお出かけで、お父さんは休日出勤なんだ」
「へえ…」
他愛もない話をしながら歩き、ようやく私の家に着く。
食事中ということもあり、私たちの間にあまり会話がなかった。だけど少しでも言葉を交わしていたいと思い、ミルクのことを話し始める。
「あのね、最近ミルクってばよくお散歩に出かけるようになってね、仲のいい友達もできたみたいなんだ」
「お、いいじゃん。ミルク元気なんだな」
「うん、健康優良児だよ。お父さんも相変わらず溺愛してるし」
柴崎くんは嬉しそうに笑う。私もそれが嬉しくて笑う。
そして私はあることを閃く。
「そうだ、ミルクに会いに来てよ!柴崎くんがこのあと時間があるなら、このあと家に行こう!」
ミルクをダシにしてずるいとわかっていたけれど、もう少し柴崎くんと一緒にいたかった。
柴崎くんは少し戸惑いを見せていたがミルクに会いたいと、私の家に行くことになった。
お互い食べ上げてからトレーを返却してショッピングモールを出る。
「でも、最近よく散歩に出かけるっていうのにミルク、今日は家にいるのか?」
「うん。今日は家に誰もいなくてミルクが戻ってきても家に入れないのは可哀そうだから、申し訳ないけど留守番してもらおうってお母さんが言ってた」
「…誰もいない?」
柴崎くんはまた少し戸惑いを見せる。
「お母さんはご近所さんとお出かけで、お父さんは休日出勤なんだ」
「へえ…」
他愛もない話をしながら歩き、ようやく私の家に着く。


