元の席の左斜め前に自分の机と荷物を持って移動する。近くて移動が楽だな。
移動し終えたあと私の後ろに誰かが席を持ってきた気配がして、その人物が誰であるのかを確認しようと振り返り驚いた。
神様、ありがとう!と心の中で叫ぶ。
私の後ろの席の人は柴崎くんだったのだ。
喜びのあまり、それは私の表情におもむろに出てしまっていた。それに気づいた柴崎くんが「よろしく」と笑顔で言う。
自分の表情に気が付き、直そうとするが口が緩んで仕方がなかった。
「うんっ」
私の感情は出すぎるほど表に出てしまっている。そんな私を見て杏ちゃんがまた楽しそうに笑っていることに気が付いた。
だけど、当の柴崎くんは気にしている風でもなく普通だったので安心する。
席替えの後、残った時間は自習をすることになったが、柴崎くんの気配を感じる後ろに気が向いてしまい集中どころではなかった。
このままでいいわけがない。明日からは平常心を持って授業受けなきゃ。気を引き締めろ、桐山花音!
だけど、今日だけ。今日だけこの嬉しさの余韻に浸ってもいいよね?
移動し終えたあと私の後ろに誰かが席を持ってきた気配がして、その人物が誰であるのかを確認しようと振り返り驚いた。
神様、ありがとう!と心の中で叫ぶ。
私の後ろの席の人は柴崎くんだったのだ。
喜びのあまり、それは私の表情におもむろに出てしまっていた。それに気づいた柴崎くんが「よろしく」と笑顔で言う。
自分の表情に気が付き、直そうとするが口が緩んで仕方がなかった。
「うんっ」
私の感情は出すぎるほど表に出てしまっている。そんな私を見て杏ちゃんがまた楽しそうに笑っていることに気が付いた。
だけど、当の柴崎くんは気にしている風でもなく普通だったので安心する。
席替えの後、残った時間は自習をすることになったが、柴崎くんの気配を感じる後ろに気が向いてしまい集中どころではなかった。
このままでいいわけがない。明日からは平常心を持って授業受けなきゃ。気を引き締めろ、桐山花音!
だけど、今日だけ。今日だけこの嬉しさの余韻に浸ってもいいよね?


