「マジかよ怜!藤城と付き合ってんの!?」
いつも柴崎くんとつるんでいる男子がそうやって問いかけた。それに対して藤城さんの方がにこやかに答える。
「そうだよ。私たち昨日から付き合い始めたの~!」
「うわ~!やっば、怜ってばやるなあ!」
相変わらず柴崎くんの表情は浮かない感じだけど、こうして柴崎くんと藤城さんは一緒に教室を出ていった。
「あの怜に彼女ができるなんてな!やっぱ中学になると違うな~」
もういない柴崎くんのことで教室が盛り上がっていた。
だけど、その盛り上がりとは逆に私の気持ちが下がっていくのがわかった。
ふと私が怪我をした日に柴崎くんが自転車で家まで送ってくれたことを思い出した。
ああ、今日は藤城さんが後ろに乗るのかな…。
胸がきゅっと苦しくなった。
いつも柴崎くんとつるんでいる男子がそうやって問いかけた。それに対して藤城さんの方がにこやかに答える。
「そうだよ。私たち昨日から付き合い始めたの~!」
「うわ~!やっば、怜ってばやるなあ!」
相変わらず柴崎くんの表情は浮かない感じだけど、こうして柴崎くんと藤城さんは一緒に教室を出ていった。
「あの怜に彼女ができるなんてな!やっぱ中学になると違うな~」
もういない柴崎くんのことで教室が盛り上がっていた。
だけど、その盛り上がりとは逆に私の気持ちが下がっていくのがわかった。
ふと私が怪我をした日に柴崎くんが自転車で家まで送ってくれたことを思い出した。
ああ、今日は藤城さんが後ろに乗るのかな…。
胸がきゅっと苦しくなった。


