なんとか俺の心臓も持ち堪え、
ついに日曜日がやってきた。



俺の猛烈なお願いにより、今日は遊園地に行くことになった。
(渚のケータイの番号とアドレスは既にゲットしてあるのだ)



渚の最寄りの駅で待ち合わせをしているんだが、もうすんごいそわそわしてて不審者に見えそうだ、俺。


だってこれはもうただ遊びに行くのではなく、デートだ。誰がなんと言おうが、デートなのだ。



今日のために昨日は3時間かけて服を選んだ。(男子だって服とか悩むんだぞ)


朝飯もいっぱい食った。
食い過ぎて吐きそうになるくらい食った。(母さんはいつものことだと、呆れながら見ていたけど)