「こんなに毎日来てくれる人なんて、なかなかいないんじゃないかな?すごく優しい人だと思うよ。面白いしね」 咲希はフフッと笑った。 「ま、なんだか約束取り付けられたみたいだし?日曜日、楽しんできなよ。 たまにはあたしとも遊んでね!」 ポンポンと渚の頭を叩いて、咲希は自分の席に戻っていった。 (優しい……のか。朝比奈先輩が毎日クラスまで来るのは、朝比奈先輩の優しさなのかな) 「日曜日は、もう少しちゃんと話してみようかな…」