「毎日毎日、よく通うねぇ、朝比奈先輩。ほんと、渚のことが大好きなんだね」 咲希がクスッと笑いながら、渚の肩に手を置いた。 「そんなんじゃないよ。きっと、からかってるだけなんだよ。私、無愛想だから、反応をみて楽しんでるだけだよ」 渚は少し眉を下げてため息をついた。 「そうかな?あたしには渚のことが好きで仕方ないっていうふうに見えるけどな」 咲希は渚の隣の席に腰掛けて続けた。 「それにさ…」