それから。
俺は毎日、渚のクラスに会いにいった。
「渚！おはよう！」
「渚、今日昼飯一緒に食おうぜ！」
「渚！この前ゲーセンでとったキーホルダー、可愛いからやるよ！」
「渚！今度の日曜日さ…」
「ちょっと、いい加減にしてください。
確かにお願いしますとは言いましたが、こんな毎日毎日来られると…」
渚は少しだけ眉を下げながら言った。
「え、俺が来るの嫌？
俺は毎日渚と話せて楽しいんだけどな」
「え、いや、嫌とかではないんですけど」
「じゃあいいじゃん！あ、今度の日曜日、空けておいてね！じゃ！」
「ちょ、朝比奈先輩っ…」
俺は渚が呼んでいるのも構わず、ルンルンとスキップして自分のクラスへ帰った。
今は頭ん中日曜日のことしかないから、誰もジャマすんじゃねぇぞ、ルン♩
