廊下に並んで、第一体育館へ向かう。



隣ではマッキーが、

「校長の話ってどこいっても長いよな〜。学校の七不思議か?あ、ヅラも七不思議か?」

と、可笑しそうにケラケラ笑っている。



お前…バカにしすぎると将来ハゲるぞ…



マッキーの将来を想像してるうちに、第一体育館に到着した。


「じゃー、G組はここに一列に並べー。おい、そこ、小松と木之下!じゃれてねーではやく並べ!オラオラ、さっさと並んでさっさと帰るぞダリィな」



さっちゃん本音出てるから。

先生は言っちゃダメだからそれ。





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さっちゃんもダルイと言うほどの校長の話は、案の定、すんごく長かった。



「いやぁ〜、長かったなぁ〜!オレ立ったまま寝たよ!わはははは!」


マッキーが肩をグルグル回しながらやってきた。




校長のお話が無事終わった後、全校集会も閉会し、各自解散になったのだ。



「立ったまま寝るってすげぇな!さすが野球部〜!」


「お前そんなに褒めんなよぉ〜!照れんだろぉ〜!」


褒めてねぇよ。

アホだなマッキー。