駄目男、最低。

康介が帰ってきたのはもう一晩泊まって、結局二泊した火曜日。


『今日も泊まるから』だけの淡白なメール以外は何の連絡もなかった。


あたしが仕事を終えて家に帰ると


当たり前の様に寝転ぶ康介の背中。


「帰ってたんだ?」

「うん」


短い会話の後「何してたの?」一応聞いてみる。だけど康介は曖昧な返事を返したまま、テレビの画面を見つめていた。