幼なじみにわたしの生死がかかってる件



恥ずかしい。


立ってるだけで、歩いてるだけで、息をしてるだけで、恥ずかしい。


なんで恥ずかしいのかわからない。
なんで謝りたくなるのかわからない。


わからないけど、ただひとつわかるわたしの願い、それは――消えてしまいたい。


本当はスイと2人だけでいたい。

でもスイはそう遠くない未来に取られちゃうから、それは叶わない願い。


だったら、誰の目にもつかない場所で独りぼっちで静かに、ここから消えてしまいたい。