「笠倉くん…」
「咲菜ちゃんじゃん!偶然だねぇ!」

そこまでお互いに
叫ぶ程ではなかったのだけど
この商店街に来るのは
私だけかと思ってたから、
ちょっとびっくり。



「へ~、女子力高いね咲菜ちゃん。」
「そ〜でもないよ」

せっかくなので買い物に付き合ってもらうことになった。

「僕ねー、この商店街に住んでるんだぁ~♪」


え!?

「お花屋さん」
「あ、可桜flowerってとこ?」
「そそそー!」

常連だったのに気づかなかった...

2階が住居になってるらしい。

「良かったら家来る?」
「え、あ、いや!いいよいいよ、笠倉くんと知り合って間もないし!!」
「気とか使わなくていいのに〜。」

また今度お邪魔します、と言って
なんとかその話から離脱できた。

確か織田くんも近くに住んでるんだよね。笠倉くんの幼なじみらしいし。

噂をすれば...。

「あれ、春島さんだ」
「あ「織田くぅぅん♪」」

笠倉くん(汗)

「なんで笠倉までいんだよ!」
「えー、幼馴染だから仕方無いでそ」
「知らんわ!てかどけよそこ邪魔」
「織田くん...僕
そろそろ泣いた(´・ω・`)」
「勝手に泣いとけ」

笠倉くん....可哀想に…...