1年後


「起きて、楓くんっ
 朝だよ」

「...ん、おはよぅ」

「朝ごはんできたよ」

俺はゆっくりと布団からでる

俺と桜退院した後、すぐに同居開始した

今はすっかり二人の生活になれた

「あははっ、楓くん、寝癖がついてるよ」

「今日は一段とすごいサイヤ人だな...」

桜はクスクスと笑いながら両手で

俺の寝癖を直している

桜の左手の薬指から婚約指輪がキラリとひかる

この前、桜の誕生日にプロポーズをしたばかりだ

親からは結婚は勢いだと聞いて

勢いでプロポーズして見事成功した

「...?楓くん、どうしたの?」

俺は桜の手を握った