春の匂い~僕等、リア充撲滅部!番外編?

そろそろ帰ろうかな

私は楓くんを起こさないようにゆっくり

立ち上がった

そのまま後ろを向くと

いきなり腕を掴まれ布団の中へ引き込まれる

「か、楓くん…?」

顔がち、近いよ…

「行くなよ」

そういって抱きしめてきた

え……?

楓くん、記憶が戻ったのかな…?

気持ち、伝えてもいいのかな

私は小さく深呼吸をする

「楓くん…私…」

私は楓くんの服を掴む

「楓くんの事…好き…」

目を強く閉じる

「………。」

「…楓くん?」

いつまでたっても返事が来ない

心配になって顔を上げる

「ぐーぐーぐー…んがっ…ぐーぐー」

ね、寝てる!?

今の告白はなんだったのおおお!?

恥ずかしさで泣きそうだった