春の匂い~僕等、リア充撲滅部!番外編?

私は楓くんを引きずりながら

布団へ寝かした

楓くんは苦しそうな顔をしながら

息切れをしている

………どうしよう!今は薬が飲める状態

じゃないし…

私はタオルを濡らして楓くんのひたいに

置いた

しばらくすると熱は引いたので

楓くんがすやすや寝ている間に

近くのスーパーに行き食材を買って

楓くんのアパートへ戻った

「お邪魔します」

と小声で言って中に入り

食材を台所に置いた

そっと楓くんの様子を見に行くと

気持ちよさそうに寝ていた

楓くんが起きる前に晩御飯作っちゃおう!

台所へ行き買い物袋から食材を取り出し

料理をした

「桜…?なに、作ったの…?」

丁度作り終わった時に後ろから聞き覚えのある

声がした