春の匂い~僕等、リア充撲滅部!番外編?

桜side

翌日の朝

「えぇ!?楓先生が高熱ですか!?」

「は、はい、そうです」

あ、あぁ……………

私のせいだ…

放課後、ちょうど部活が休みだし

お見舞いに行こう!

「あ、あの!楓先生の家って
どこですか!?」

* * * *

姫千街アパート<キチガイアパート>って

ここだよね………?

私は古いアパートの階段に恐る恐る登る

軋む階段はいつ壊れるのか恐怖を感じた

えっと、確か…205号室が楓くんの部屋…

一番奥に進むと205号室と貼られた

ドアを見つけた

深呼吸をして古いインターホンを鳴らす

胸が高鳴る

「はい、どちら様?」

ボサボサの髪で出てきた楓くん

「………え!?あ、青崎先生!?」

眠そうな顔から驚いた顔になった

なんだか、可愛らしい…

「お見舞いに来ました…
あの、迷惑でしたか?」

「め、めっそうもない!
嬉しいですけど……
風邪がうつっちゃいますし…」

「むしろうつしてください…
元はといえば私のせいですし!」