「僕、ユーフォの冴木将(さえき しょう)。」 これまた細い! 「そして、僕はクラリネットで部長の皆橋夏津矢です。 改めてよろしくお願いします。」 「よろしくお願いします…っあれ?」 私はあることに気づいた。 「トロンボーンはいないんですか?」 すると皆橋さんは「あぁ…。」とため息混じりに言った。 「トロンボーンは…最近…」 そこまで言い掛けると突然扉が開いた。