真夏のように暑い日だった。 生徒や先生でがやがやする場所とは、程遠い場所に生徒会室はある。 遠くから耳を澄まして様子をうかがったが、とっても静かで、物音さえしない。 いるとしたら、先輩だけかな? 結愛がいないから、今日はちょっと緊張気味。 そっと生徒会室に近づき、顔を覗かせた。 先輩の名前を呼ぼうとした、その時。 目に映ったのは…