『先輩、彼女いる?』



単刀直入に、聞く。



もう、彼女いてもいいや。


好きなもんは、しょうがないし。



ちょっと、開き直り。




結愛とドキドキしながら返事を待った。




『いないけど。急にどうした?』




その返事に、飛び上がって喜んでしまった。



私は、すぐに返事を返した。




『ううん、何でもない!』



彼女がいるかと聞いた時点で、この気持ちが先輩にバレてしまうのではないかと思ったけれど、もうどうでもよかった。