しばらくして
店を出ると
彼は大きい体を丸めたまま
口をもごもごさせた

「あの。。。その。。。」

さっきのハキハキとした口調は
どこにいったのやら

「なーに?」

「え。。と。。。
今日も一緒に帰っていい?」

「いいよ。」

飛び上がるほどうれしくて
この時の胸の高まりようは
なんて言っていいかわからない。