流されやすく断れない。
この性格のせいで、私は何度も道を踏み外している。


「先輩彼女いますよね?」
「いるよ、でも別にいいじゃん。」

ベッドに押し倒されて言うと
何とも勝手な回答だった。


私が良くないんだけど。


しかし先輩の顔が近づいて来れば
目を閉じそれを受け止める。

別に先輩が好きなわけじゃない。
断るのが面倒なだけ。


私と先輩の関係は簡単。
部活の先輩と後輩マネージャー。

これが初めてじゃない。

きっかけは先輩の忘れ物。
それがタオルだったのかTシャツの類だったのかは
もう覚えていない。

洗濯して渡せばお礼にご飯に行くことになって
そこでお酒を飲んで親のいる家には帰りたくなくて
先輩の家にお邪魔して。

確かそんな感じ。



「ふはぁ…はぁ…はぁ…。」
「ふふ、相変わらず可愛いねぇ。」

そう言いながら、服をめくる先輩。


「いや、待って…!!」
「やーだ」

本当に嫌なら本気で抵抗すればいい。
それをしないのは、きっと私もその先の快楽を求めているから。


…レロ、ツンツン

「んんぅ…。」

いつも口を押えるのは
その方が可愛いから。
その方が感じてる演技をしやすいから。


いつこの関係が切れるのか。
どんな終わり方をするのか。

その答えは誰も知らない。


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浮気もの書きたいなぁ。
バッドエンドの浮気もの。
バッドエンドの方が現実的で好きなんです。