幼なじみ〜近くて遠い恋の距離〜

ぼんやりと頬杖をつきながら、昔のことをいろいろ思い出していると、私にとってみのりは本当に大切な存在なのだと改めて思った。


だからみのりが悲しんだり、泣いたりするくらいなら…やっぱり涼への気持ちをリセットしたのは正解だったんだと思う。


もっと笑っていられる恋をしてほしい。

みのりがいつも笑っていられるような、そんな人が早くみのりの前に現れてくれるといいなーーー。



そんなことを思っていた私だったけど…


もうすでに、恋は複雑に動き始めていた。