金糸雀達とお茶会を

「…あのですね、私は少し貴方にお願いがあって来たのですが…」
「え、…なんです…か…?」
そう聞くと、椚さんはもうきらきらと輝かんばかりの笑顔になる。
確かに綺麗な笑顔なのだが、どこか不気味さが漂っているような気がするのは、気のせいだろうか…。

「…実はですね、私…死体処理や人体実験が趣味でして。」
…嫌な、予感がする。



「一回でいいんです。…神崎さんの体で実験させてくれませんか?」




……予感、的中。

その瞬間、私の椚さんへの認識が、
【儚げ美人な人】から【変態】へと変わった。

「え、えっと…お、お断りしたいな、と…!」
焦る。
そりゃ焦るだろう。人体実験なんて死んでもイヤだ。
「フフ、遠慮しなくてもいいんですよ…?
ホラ、それなりに報酬も出しますから…!」
そういう問題じゃ…!てゆーか、遠慮してない…し!
あぁ、なんかじりじりと近寄って来ている気がするッ…!

だ、誰か…!
誰かこの変な人から私を助けて!!
心の中で叫んだ瞬間、

「何やってんだよ、この変態」

そんな声と共に、椚さんへと本が飛んで来たと思うとー…
思い切り、直撃した。