《大我side》


『大我くんは弟思いだね』


俺の部屋に来たあかりが、そう言った。


「ん、そうか?だってひかり、けっこう可愛いじゃん?

何となくくっつけたくなるだろ」


俺は軽くそう言った。


けど、あかりはぷくーっと頬を膨らました。


『なんか、妹が…気に入られてると複雑です……』


…………なんて言う。

こんなに話すようになるまでは長かったけど、

妬いてるとはね……


「あかり似で可愛いってことな?

なに妬いてんの?」


『だって………っ』


こんなだから、いじめたくなるんだよ。