「・・・・・・・・・・・藍さんにも藍さんのご家族にも、赦してもらえなくても何度でも頭を下げろ。 オマエのやった事は藍さんに泥を塗りつけたようなモンだから。
・・・・・・・・・・・子育てに迷ったら、スグにオレでもお母さんにでも連絡を入れろ。 ・・・・・・・・・・優貴は、オレたちの孫でもあるんだろ。 ちゃんと育て上げろ」







そう言うと、親父は部屋を出て行った。







「・・・・・・・・・・・頑張りなさい。 踏ん張りなさい」







オカンは少し目を潤ませて、オレに強い視線を向けると、オカンもまた席を立った。







親父もオカンも、オレの気持ちを察してくれたのだろう。







愛おしくてたまらない藍と結婚する事が出来なくなったオレの辛さを汲んでくれたのだろう。








優貴を受け入れ、オレの味方でいてくれる親父とオカンの息子で本当に良かったと、心から思った。