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それから数分後。


いろはちゃんがピンクのタオルを肩にかけてお風呂から戻って来た。


「いいお湯だったよ、ツムギちゃん」


頬もピンク色に染めてそう言ういろはちゃん。


「お風呂、大丈夫だった?」


「うん。見たところ特に変わったところはなかったよ?」


「そっか……」


「ツムギちゃん、お風呂どうする?」


そう聞かれてあたしは「入る」と、即答した。


いろはちゃんは少し驚いたような表情であたしを見た。


「大丈夫なの?」