恋愛禁止(ホラー)

「他に昔からこの学校にいる先生はいないよな?」


「うん。みんな知らない人だね」


「じゃあやっぱり、噂についての信憑性を知っているのは伊達先生だけってことか……」


竜季はそう呟き、眉間にシワを寄せる。


「伊達先生のあの反応からすると、本物の呪いが存在するかもしれない。他に、噂に繋がるようなものがないか探してみよう」


「そうだね」


そう言い、あたしたちは膨大な資料のページをめくったのだった。