竜季の言葉に、あたしは不安を覚える。


あの先生に相談して本当に大丈夫なんだろうか。


寮を追い出されたりしたら、親にどう説明すればいいかわからない。


それに、いろはちゃんとも離れてしまうことになる。


様々な不安が胸に湧き上がってきて、あたしはすぐに竜季の案を肯定することはできなかった。


「心配するな、俺が1人で聞いてくる。ただ、一応伝えておこうと思ってツムギを呼んでもらったんだ」


そう言い、竜季は微笑んだ。


「そんな、竜季1人の責任になっちゃうよ!?」