恋愛禁止(ホラー)

「お風呂が終わったら、2年生の一番端の部屋にこの札を持って行ってあげてね」


「うん、わかった」


お風呂の順番は1年生が先か……。


そう思いながらあたしはいろはちゃんへ振り返る。


「どうする? いろはちゃん先に入る?」


「ん~あたし、もう少し休んでる」


どうやらいろはちゃんは本当に食べ過ぎてしまったようで、苦しそうに顔をゆがめている。


量があっておいしいのも、少し問題かもしれない。


そう思いクスッと笑う。


「じゃぁ、あたし先に入ってくるね」


「うん、行ってらっしゃい」


あたしは着替えとタオルを持って部屋を出たのだった。