思い出し、あたしは思わずベッドの下に置いてあったごみ箱に嘔吐した。


「ツムギちゃん!?」


いろはちゃんが慌ててかけより、背中をさする。


あたしは何度か吐いて胃の中をカラッポにすると、ようやくおちついて体の震えが止まった。


「ごめん……大丈夫だから」


あたしはそう言い、すっかり冷めてしまった紅茶を1口飲んだ。


一瞬胃がきしんだが、大丈夫そうだ。


「ねぇツムギちゃん、一体何があったの?」


「……言えない」


「なんで!? あたし、他の人には誰にも言わないよ!?」


怒ったようにどなり声を上げるいろはちゃん。