『結愛!だっ、誰か!!! …え』 一番始めに結愛のもとへ駆けつけたのは 島野だった。 一瞬戸惑った。 『あ、えっと…』 『僕が運ぶから』 急にざわつく周りの女子たち。 ……なに、こいつ。 『保険委員に頼んだ方が……』 『はぁ?そんなやつに触らせられるわけでしょ』 ………ちょっと。 島野は結愛を抱き上げて、保健室に向かっていった。