「うわっ」



私がいきなり大声を出すものだから、絢斗はびっくりしたようで。




え!?!?

「な、なんでここに…」


「や、熱出したって聞いて、心配だったからさお見舞い」


「~!」


ど、どうしよう…感動で胸がいっぱいだよ…。



絢斗が、絢斗がお見舞いに来てくれるなんて…。




「う、嬉しい…」


「…ったく、何泣きそうになってんの、熱上がるよ」



そういって優しく私の頭を撫でる。



あぁぁぁ~…こういうの、幸せっていうんだろうなぁ…。