バタンッ 連れてこられたのは屋上。 島野は私の手を離して、屋上の奥の方に足を進めた。 「ーっ、どういうつもり?教室でっ、あんなこと…言って」 島野を睨む。 すると島野はこっちを少し見てまた視線を下に戻した。 「はぁ………」 島野の盛大なため息。 なっ………! こっ、こいつ……意外とムカつくっ……。 「花風さんてさぁ…意外とバカなの?」 「ばっ……」 ひ、否定はできないけど…!