そして、二人は笑い合いながら歩いた。

あたしから、どんどん遠ざかって…。


二人の背中が小さくなった頃。




視界が暗くなって…

暫くして、明るくなると…。


目の前に、頭が血だらけになった水川穂乃がいた。

いや、正確には、水川穂乃だと思われる 人がいた。


無いのだ。


頭が。

首から上が。


まるで、首取りゲームのような……



「な……んで……」

アーテはこっちを向いて微笑んでいた。

そして、誰かの元へ向かう。


その“誰か”が、何かの部屋に入った。



「首を、頂きます。」



そして、あたしの首は落ちた。

漫画かなんかで読んだ時…。



首は落ちても、少しの間生きている、っていうのが多かった。


でも…。


あたしは、即死らしい。