「ほら、タオル」
部屋の中、タオルを渡された。
でも、何もする気になれなくてぼんやり。
「ったく」
それを見た隆盛は、タオルを取り上げると、私の頭を拭き始めた。
「…何があった?」
「…」
「…おい…指輪は?」
隆盛は、眉間にシワを寄せて、問いかけた。
「…取られた」
「…は⁈」
「あの女に…」
「どの女?」
「…峰子」
「…部長は⁈」
「…知らない」
「…手のかかる奴だな」
溜息をついた隆盛は、何処かに消えた。
部屋の中、タオルを渡された。
でも、何もする気になれなくてぼんやり。
「ったく」
それを見た隆盛は、タオルを取り上げると、私の頭を拭き始めた。
「…何があった?」
「…」
「…おい…指輪は?」
隆盛は、眉間にシワを寄せて、問いかけた。
「…取られた」
「…は⁈」
「あの女に…」
「どの女?」
「…峰子」
「…部長は⁈」
「…知らない」
「…手のかかる奴だな」
溜息をついた隆盛は、何処かに消えた。