「初めまして、寺島拓哉です。 今日は貴方を攫いに来ました」 そう言って、向日葵のような笑顔をあたしに向けたあの時のことは、今でも忘れられない。 だってあたしはあの時、大きく人生を変えられたから。 そんなあたしは………… アイツのことが、 大っ嫌い だ。