「…!!ば、ばかっ。不意に言わないでよっ!」

「あーれ、雪さん顔真っ赤だよ?」

「誰のせいだと思ってんのよ!!…でも本当にありがとう。私もずっと春色に染まっていたい。…大好き。」

と言った瞬間に今度は春が赤くなる。

よーし。

「あーら?顔が真っ赤ですよ?春さん?」

とからかう。

さっきやられたからね!お返し!

へへっとすました顔をしていると…

「…んっ」

不意に春に引き寄せられ唇を重ねられる。

「俺をからかうとはいい度胸してる。覚悟してね、雪?」

と唇を離した途端そう言う春。

そんな覚悟、言われなくたってとっくにできてるよ。

だって私はずっとあなた色に染まっているんだから。

END...