「じゃ、教室に戻ろっか」 「う、うん…」 まだ静まらない心臓。 ずっとドキドキと脈打ってる。 私は梶原のことを見れなくて、パッと梶原を見ると、 「大丈夫?体調悪い?」 と心配そうに私を見つめる梶原。 心臓がまた高鳴る。 「…久梨原?」 「…っあ、大丈夫だよ!」 「そう?」 「うん!」 ずっと、ずーっと心臓が静まらない。 …もしかして……私…………