「香央さんは、このまま授業受けて?明日、ノート借りたいんだ」 「そ、そうですか・・・?」 「うん。お願いできるかなぁ?」 にこっと微笑む。 「わかりましたわ。では、お大事になさってくださいな」 「ありがとう」 ほら、計算通り。 「行くぞ君太」 「わかった、今行く。じゃあね」 俺は荷物を持ち、立ち上がる。 するとガタンッという音に気が付いたらしい三野瀬茉樹が立ち上がった。 授業中だけど、先生注意しねぇのか? 「頑張ってください、君太様!」 「「「頑張ってください!!!」」」