「ねぇ君太くん。放課後は何してますの?」
「今日勉強した内容を復習しているかな。
僕も一応東堂の人間だからね」
「偉いんですね。
あたくしも君太くんを見習って勉強しないとですわ」
「ちなみに僕、学校では梶原君太なんだ。
ごくごく普通のどこにでもある家庭で、4個上の兄がいる設定なんだ」
「そうなんですの。わかりましたわ」
「少し体が弱くて、体育とかもたまに休むんだ」
勿論嘘だけどな。
怪我して『CHANGE』が出来なくなると困るから、校長先生の手によって免除されている。
「そうなんですの。では君太くんがお休みする間は、あたくしもお休みしますわ」
「え?どうして?」
「君太くんがいないのは寂しいですもの」
ちゃんと真面目にやれよ!
他の人は真面目にやっているんだぞ!


